借金にまつわる心理学!お金の苦労は自己イメージが決める

借金を繰り返す人は、その人の状況や環境が借金に導いていると思っている人が多いかも知れない。人によっては運が悪いとか他人のせいだという具合に、自分以外の何かのせいにしていることがある。しかし、多くの場合は本人に原因がある。

こういうと、本人の能力やスキルが足りなくて借金を導いていると捉えられるかも知れない。仕事の能力がなくて収入がすくないとか、お金の使い方の判断能力が不足していて借金が多いとみなされるのである。

しかし、実はこういった能力やスキルよりも人間心理に隠されたある秘密によって借金地獄へといざなわれているのである。それは心理学でいう「自己イメージ」である。借金と心理学というと分野が異なると思うかも知れないが、実は密接に関係している。そんな秘密のベールをはがしてみたい。

人には自己イメージという心の枠がある

心理学的な要素が借金を作っていることを解説するために、まずは心理学における「自己イメージ」がどういうものかを理解していただきたい。自己イメージとはセルフイメージともいわれ、自分で自分のことをどのように思っているかのイメージである。

心理学的に、人間の思考や行動、発言は全て自己イメージの通りに行っている。仕事ぶりも対人関係もプライベートの過ごし方も、全て自己イメージに支配されている。さらに具体化すると、趣味や行きつけのお店、嫌いな食べものや好きな異性のタイプも、ありとあらゆるものが自己イメージを根源としているのだ。

これはお金にもいえる。億万長者には億万長者の自己イメージがあり、多重債務者には多重債務者の自己イメージがある。もしも億万長者が多重債務者の自己イメージを持ったら、無意識的に多重債務になるための思考や行動を行うようになり、一気に転落するだろう。

逆に、多重債務者が億万長者の自己イメージを持つことができれば、億万長者になるための発想や行動を無意識的に行うようになる。これらは一般的な自己啓発本が共通して述べているところである。

カードローンやキャッシングを繰り返す自己イメージ

自己イメージの詳細や因果関係については、巷にあふれる成功本に譲ることにするが、ここでいいたいことは、カードローンやキャッシングを繰り返す人にはそういう自己イメージがあるということである。

いくら周りから指摘をされようと、自分で何とかお金との付き合いを改善させようとしても、自己イメージが変わらないことには負のスパイラルから抜け出せないのである。

自己イメージは自分自身を限定させる心の枠のようなものであるため、その枠から抜け出さないと、根本解決にはならないのである。そんな心のカラクリを知らない人は、「どうして自分はこんな目に合うんだろう?」「自分は運が悪いのか?」と自問自答を繰り返すこととなるが、借金も繰り返すこととなるのだ。

借金苦から逃れることはできないメンタルブロック

しかし自己イメージを変えるのは難しい。なぜなら自己イメージにはメンタルブロックという心のフタのようなものがあるからだ。メンタルブロックとは、自分の状況が変わろうとする時に、「自分にそんなことができるはずがない」と信じ込んでいる心のブロックである。

自己イメージがプラスの方向に向いた時、メンタルブロックが制限となり、そこからの脱出を拒むのである。たとえば、カードローンやキャッシングを繰り返している人が、いずれ富裕層になりたいと思ったとする。しかし、そのような時にメンタルブロックがフタをする。

「借金を繰り返している自分が富裕層になれるわけがない!」というように、強く思ってしまうのだ。制限をかけているのは誰でもない、自分自身なのに、そのことに気が付かずに自ら同じ位置に留まろうとするのだ。

人は過去の経験を繰り返す性質がある

メンタルブロックも借金のスパイラルからの脱出を拒む理由の一つだが、さらに借金苦から脱出しにくい理由がある。それは、人間は過去の経験を繰り返す性質があるからだ。

実は自己イメージは過去の経験が脳にインプットされることによって作られる。そのインプット情報に基づいて思考や言動をしているために、過去に借金を繰り返した経験は、次の借金を脳にインプットしているのと同じである。

つまり、借金が次の借金を生み出す悪循環は、本人が作り出しているというのがお分かりいただけるであろう。

心理的盲点によって借金苦以外の状況が見えなくなる

他にも借金苦から抜け出せない理由はある。心理学には心理的盲点というものがあり、目に入っている情報が見えなかったり、耳に聞こえている情報が聞こえなかったりすることがある。これは、意識をしている情報を入手しやすく、意識をしていない情報は脳がフィルターをかけて捨てているということの結果だ。

もう少しかみ砕いていうと、借金苦に陥っている人は、つねに借金に対して注意力を使っており、裕福になるための方法やチャンスは心理的盲点がかかって見えなかったり気づかない。本人がどれだけ頑張って抜け出そうと思っても、自分の脳がそれを阻止するため、借金苦が続いていくというメカニズムなのだ。

このように、カードローンやキャッシングを繰り返す人は、そういう心が作られているためであるので、その心を変えなければ永遠に借金地獄が付きまとうのである。

数年後に豊かな生活をしているイメージが持てるか?

借金地獄から抜け出すには計画的な金融会社の利用も大切なのであるが、そもそも論でいうと自己イメージを変える必要がある。自己イメージを変えるのもさまざまな書籍で方法論が書かれているが、それらをひと言でまとめると良いイメージを持てるかが重要となる。

借金地獄に陥っている人がそこから抜け出すには、豊かな生活をイメージできるかにかかっている。借金苦の時にはその日暮らしの生活で精いっぱいとなっている傾向があり、どうしても目線が落ちがちだが、そんな時でも将来ビジョンを明確に持っておく必要がある。

ビジョンが明確で、そこに実感が加わると、人間の脳はその方向に向かうために動き始めるため、結果的に方法論が見えてくるのである。方法が見えると行動に変わり、行動を繰り返すと習慣となる。つまり、脳の意識をどこに向けるかが借金地獄からの脱出の決め手となるため、明確なビジョンが必要だ。借金苦の人はお金に好かれるビジョンを持ってもらいたい。

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